Another One Bites The Dust

レート戦士によるブログ

【SVシングルシーズン23】 蝶舞サザンラッシャ【最終5位2178】



TN グンロズ 最終5位 2178

〈構築経緯〉

S22で使っていたママングライの裏選出であるヘイラッシャ+鬼火蝶舞ガモスがスタン系統の構築に安定して勝てたので、その部分を残しつつ残り4体を決めることにした。

ヘイラッシャとウルガモスは共に初手投げが強くないため、最初に出す枠としてガチカイリューサフゴガブに対して撃ち合いが強いチョッキサザンドラを採用。

この3体でスタン系統にはある程度勝てる想定だったので残りの枠は硬い受けサイクルを崩すことを意識した鉢巻ガブリアスと挑発アーマーガアを採用した。

最後の枠には、構築全体のSラインが遅い•毒タイプがいない(ドクビシ回収)•襷が余っているのがもったいないと思ったので襷オオニューラを使うことに決めて構築が完成した。

 

 

 

〈コンセプト〉

•数的有利を取ってからのヘイラッシャによる詰め

•プレイングで勝つ

 

1.オオニューラ

Shiny Sprite

特性:かるわざ

性格:陽気

技構成:フェイタルクロー インファイト じごくづき 剣舞

努力値:AS252 B4

 

運を司る猫

レギュレーションHにおいて最強の襷枠。

技構成はフェイタルインファじごくづきは確定で今回はあくびからの積みを考えて剣舞を採用。

特性は毒手と軽業の2択で、今回は立ち回りの選択肢を増やせる軽業で採用した。

ラスタルエスパー技を透かしたり、じごくづきの火力増強を期待して悪。

襷•軽業•剣舞の組み合わせにより、クエスパトラ展開に対して初手剣舞→相手まもるorルミコリ(軽業発動)→フェイタルでeasy winを量産できる。

エスパトラ構築以外は後続から投げる展開がほとんどで、サザンラッシャのテラス強制力が高いことから最後インファやフェイタルクローが一貫して勝てる展開が多かった。

 

2.サザンドラ@突撃チョッキ



特性:ふゆう

性格:臆病

技構成:流星群 悪の波動 ラスターカノン  かえんほうしゃきあいだま

努力値:H60 b4 C252 D20 S172

 

撃ち合いの鬼

技構成は流星あくはラスカは確定で最終日の前半は気合い玉で使っていたが、ラボアマガの並びが増えていたのでそれを危惧して最終的にはアマガに打点が持てる火炎放射にした。

ラスタルは浮遊と相性が良い鋼。

スタン系統の構築に対して出し負けがほぼ存在せず、初手から数の有利をとって後続のラッシャ+3匹目のポケモンで詰める動きが強力。

環境に打ち分けできてかつ硬いサザンドラが存在しないことから、型の誤認によるイージーウィンも多々ありレートの爆上げに貢献してくれた。

 

 

3.ウルガモス@厚底ブーツ

特性:ほのおのからだ

性格:ずぶとい

技構成:ほのおのまい おにび ちょうのまい あさのひざし

努力値:H244 B180 C4 D4 S76

理論上最強の虫

物理には鬼火、特殊には蝶舞で全てを詰ませることができ特定の受けポケモンか、炎テラス物理ポケモンでしか止まらないやばい蛾。

ラスタルは草を選択し、フェアリーテラスタルはドラゴン耐性をつけることが強みだが、一度流された場合本来有利なはずの鋼タイプのポケモンに負ける展開が想像できたので、突かれたくない弱点(主に水タイプ)を消しながらテラス変更後も有利不利の関係を維持できるテラスタルである。

ガチグマサーフゴーブリジュラスは蝶舞の起点にし、カイリューは鬼火+ヘイラッシャで完封することができるためスタンパ相手にサザンドラと合わせて無類の強さで完封していた。

サザンドラと合わせて選出している場合、相手にテラスタルを切らせる展開がほとんどなので、カイリューガブリアスの炎テラス飛行テラスに怯える展開にはほとんどならなかった。テラスタルを温存されていてもヘイラッシャに引いて型を確認すれば対応できるので特に困らない。

 

4.ガブリアス@こだわり鉢巻 

特性:鮫肌

性格:陽気

技構成:げきりん じしん アイアンヘッド ステルスロック

努力値AS252D4

破壊枠

技構成は一致技の逆鱗地震アイヘは確定で最後の枠には暇な時に撒くステルスロックを選択。

ラスタルはフェアリー炎鋼の3択で考えており、可能な限りガチグマにたいして引きたくなかったので今回は地震2回で対面突破を狙える鋼テラスで使用した。

基本選出のサザン+ヘイラッシャ+ウルガモスorオオニューラがスタン系統の構築に対して高い勝率を保持することができたが、受けよりのサイクルを崩せずTODでの逃げ切りも難しかったのでアーマーガアと合わせて火力で崩す鉢巻を持たせた。

受け構築以外にも刺さっていればスタン系構築やクエス入り構築に投げて活躍していたので無難に強かった。

 

5.ヘイラッシャ

特性:てんねん

性格:わんぱく

技構成:ゆきなだれ じしん まもる あくび

努力値:H252 A20 B132 D100 S4

ヤバいなまず

単体で相手のポケモンを流す•詰ます•破壊を実現する最強のポケモン

技構成はあくびまもるとテラス前後の相手に弱点をつきやすい雪雪崩と地震を選択。

ウェーブタックル採用はウルガモスに強いという明確なメリットがあるが、それ以外に対して有用に働く場面がほぼなく採用価値はないと考えた。

ラスタルはブラッドムーンやブリジュラスへの耐性をつけるために鋼。

キョジオーンやグライオンが採用されている特殊な構築以外に対しては基本全てに選出して構築の核として活躍してくれた。

 

6.アーマーガア@隠密マント(ゴツゴツメット

特性:プレッシャー

性格:わんぱく

技構成:ブレイブバード とんぼがえり 挑発 はねやすめ

努力値:H252 A4 B116 D132 S4

 

受けにしか強くない鳥

技構成はコノヨザルやオオニューラを倒せるブレイブバード、対面操作技の蜻蛉返り、受けポケモンを自由に動かせない挑発と羽休めで使用していた。

ラスタルは受けループに対して地割れの試行回数を一度も与えないためにステラ(飛行だと雪雪崩で抜群になったり、毒が通ったりする)

最終日の途中まではゴツゴツメットを採用していたが、最後数戦は重めのキョジオーンとのマッチングを危惧して隠密マントを持たせた。最終戦キョジオーン入りとマッチングして取り巻きにも仕事できそうな並びだったが、結局ヘイラッシャを投げてたので受けループにしか選出しなかった謎枠。

受けループに対しては想定通りガブリアス+アーマーガア+ウルガモスの選出で全て勝つことができたので採用した価値はあったと思いたい()

〈改善案〉

•状態異常に耐性がない→ヘイラッシャ•カバルドンのあくびループを抜けることができない。ウルガモスの鬼火の一貫。

ウルガモスが重い→ヘイラッシャにウェーブタックルがない。鉢巻ガブリアスを通したいが、鬼火でサイクル負けする可能性がある。

•アーマーガアが弱すぎる→アーマーガアを絡めずグライオンを打開できる枠が必要。

 

来季はこのあたりを改善していきたい。